NHK「ぼやき川柳大賞」を獲る方法

兵庫県のペンネーム「落ちこぼれ」がボツ続きの体験を赤裸々に綴ります。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ラジオ深夜便に移行

2019年4月、「ぼやき川柳」が「かんさい土曜ほっとタイム」から「ラジオ深夜便」に移った。第1、第2、第3金曜日の午後11時台だ。佐藤アナの代わりを第2土曜を中村宏アナ、第1、第3土曜を住田功一アナが務めるようになった。選者は余人をもって…

ぼやき川柳、過去の入選句一覧

入選句一覧です。ところどころ期間が空いています。この間はすべてボツでした。鬱々として暮らしました。 (放送日の西暦年・月・日、お題、作品の順、大賞のときは大賞と書き添えてあります) 2013 3 2 お題「招く」 「ドアホンに映るとみんなカバに…

ぼやき川柳大賞になった私の句

これまでの大賞句とそれにまつわるエピソードを紹介します。ただの自慢話ではありません。これらをはるかにしのぐボツがあったことをまず強調させてください。大賞をもらうために私は必死で努力をしましたし、何度も悔し涙を流しました。 1 「俺が先私が先…

冠句の会で「もしかして貴方が?!」

ぼやき川柳でラジオに出たりしていると驚くようなことがたまにある。最初の驚きは二〇一六年秋ごろだったか、「冠句」の集まりで起きた。 冠句とは五七五の上五をあらかじめ決めておいて、残り中七、下五を個々人が付けてその出来栄えを競い合う遊びだ。私は…

三度目の公開放送では大賞ならず

2年3カ月ぶりにNHK大阪ホールで公開生放送があった。二〇一七年五月二十七日のことだ。この日、私は大賞になれなかった。自宅のラジオに予約録音を準備して出かけていったが、前回の公開録音で大賞に輝いてしまったこともあって、最大の目標を達成して…

番組終了の衝撃

もうすぐ平成が終わろうとする2019年2月23日、「3月16日をもっての番組を終了すること」が佐藤アナから発表された。よくよく聞いてみると「かんさい土曜ほっとタイム」という番組自体が終了することになり、1コーナーである「ぼやき川柳アワー」…

用意したもの

川柳ほど安上がりな趣味はないのではないか。碁会所に通う囲碁や将棋と同じくらい安価な趣味だ。基本的には紙と鉛筆さえあればいい。俳句のように季語辞典が要るわけでもない。吟行に行かなくても川柳は作ることができる。極端な話、人は棺桶に片足を突っ込…

初めて公開放送に行く

NHK大阪放送局の1階にある「BKプラザ」というイベントスペースで公開放送があるので行ってみようと思ったのは2013年の年末、12月21日のことだった。地下鉄谷町線の谷町四丁目駅から徒歩数分だった。100人くらいしか入れないが、入場自由で…

初めての入選

私が初めてぼやき川柳に投句したのは2013年3月のことだった。ふと思い立って、番組のホームページから送った。「招く」というお題に、「ドアホンに映ればみんなカバになる」(兵庫県・落ちこぼれ)。ドアホンを押した来客に室内のモニターから「はい」…

優勝カップを自分でつくる

何度か大賞をいただくようになった頃、誕生日がめぐってきた。妻が「今度の誕生日祝いのプレゼントは何がいい?」と聞いてきた。僕は「ぼやき川柳の大賞句を吊るすことができる優勝カップがほしいなあ」と答えた。妻はインターネットで賞牌、賞杯、メダル、…

「ぼやき川柳」の歴史

ここでぼやき川柳の歴史について触れておく。現在、NHKラジオ第一「関西発ラジオ深夜便」(第1・2・3金曜日午後11時台)で放送されているぼやき川柳はもともと土曜日午後1時5分から始まる「かんさい土曜ほっとタイム」という番組の一コーナーだっ…

「ラジオ深夜便」でもついに大賞

「ぼやき川柳」が第1~3金曜日午後11時台の「ラジオ深夜便」に移ったのは2019年4月だった。それまでは約100句が読み上げられて、6句前後が大賞に選ばれていたが、放送時間が短くなり、お題は二つから一つに減り、50句弱しか読み上げられなく…

ボツつづきは人生そのもの

「土曜ほっと」では毎週100句も読まれたんだから、それこそ猫も杓子も読まれたんじゃないか。あるいは自分の才能をもってすれば当然、読まれただろうと思う人は多いと思う。そういう人がもし我々と同じ挑戦をしたとすると、天狗になっているその鼻を早晩…

どうしてもかなわない天才川柳作家

「土曜ほっと」のぼやき川柳には知る人ぞ知る常連さんがいた。全国から2千通もの応募があって、100人ほどが読まれる中に、ほぼ毎週のように読まれ、一カ月に一回くらいは当然のように大賞をかっさらっていく猛者。私はこの人をひそかに「天才」と呼び、…

「ぼやき川柳」史上最高の句

二〇一九年三月十六日を最後に「かんさい土曜ほっとタイム」が終わり、「ぼやき川柳アワー」は「ラジオ深夜便」に移ることになった。当日の放送で佐藤アナは「番組をやめないでほしい」という全国からの手紙やはがき、ファクス、メールが計七四七通もあった…

Tさんの友達の妹さん

二〇二〇年二月十四日のことだった。世間は中国の武漢というところで新型コロナ肺炎がはやり始めていることに気づき始めていた。しかしまだマスクをする、手指のアルコール消毒をするなどの対策は呼びかけられていなかった。もちろん三密などという言葉もま…

ぼやき川柳を始めたきっかけ

二〇一三年のことだ。土曜午後三時台にNHKのラジオ第1を聞いていると奇妙な番組に出会った。男性アナウンサーがなぜかこてこての関西弁でしゃべっている。女性のアシスタントと交互に全国から寄せられた川柳を都道府県名、ペンネームとともに次々読み上…

NHK神戸でリベンジの大賞

二〇一八年六月二十三日にはNHK神戸放送局1階「トアステーション」でぼやき川柳のつどいがあった。兵庫県民としてこのチャンスを逃す手はない。お題は「サイン」「輝く」であった。神戸放送局は大阪ホールのように千人以上も入ることができない。200…

NHK大阪ホールで公開録音

2015年2月28日、「ぼやき川柳のつどい」が開かれた。数年に一度の全国大会のような催しだ。舞台はNHK大阪ホール。月末の火曜日夜、「うたコン」の生放送をする場所だ。その日は生放送ではなかった。1週間後の3月7日に放送する音源を公開収録す…

これを心がけていれば大賞句が獲れる

一、大賞句に共通するのはこの七つ ぼやき川柳に限りません。サラリーマン川柳や健康川柳、スポーツ川柳などで大賞に輝く句には次の七つの共通点があると思います。逆に言えばこの共通点を兼ね備えた句を作れば間違いなく大賞を獲ることが出来るということで…

「ぼやき川柳大賞」を獲る方法はこれだ

! 一、川柳とは 作り方のイロハのイ 私淑する大西泰世先生のラジオでのご発言を私なりに咀嚼してぼやき川柳の作り方、ひいてはぼやき川柳大賞を獲る方法を考えてきました。それを説明する前に、川柳とは何かについて語っておきたいと思います。 この道の先…

老練な作家より庶民の方が入選しやすい

ニュースサイトや公募サイト、新聞や雑誌を開くと川柳募集の文字が目に飛び込んできます。第一生命が主催する「サラリーマン川柳」の募集があったり、オリックスグループが主催する「働くパパママ川柳」の募集があったりします。企業が自社製品の販売促進の…

懐かしの「ぼやき川柳アワー」

土曜日午後、大阪から全国に放送されていたNHKラジオ第1「ぼやき川柳アワー」を覚えていらっしゃるでしょうか。1時5分から始まる「かんさい土曜ほっとタイム」の超人気コーナーでした。お天気、映画評、人物インタビュー、音楽などを交えながら4時前…

NHK「ぼやき川柳大賞」を獲る方法

土曜午後のNHKラジオ第1の「ぼやき川柳アワー」を覚えているでしょうか。午後1時5分から放送される「かんさい土曜ほっとタイム」の人気コーナーでした。お天気、映画評、人物インタビュー、音楽などを交えながら午後4時前まで続くトーク番組で、その…