NHK「ぼやき川柳大賞」を獲る方法

兵庫県のペンネーム「落ちこぼれ」がボツ続きの体験を赤裸々に綴ります。

「土曜ほっと」終了を嘆く声

「かんさい土曜ほっとタイム」終了を嘆く声をインターネット上に見つけました。精神科医をされている方だそうです。拝読してまったく同感。2019年3月ごろを強烈に思い出しました。ぜひ引用させてください。

新潟市医師会会報より

果たしてNHKに民意は届くか? 勝井丈美

3月初めからNHKに全国のシニア世代から、大ブーイングが寄せられている。そのわけは、23年間も続いた人気ラジオ番組『関西 土曜ホットタイム』(13時~16時)の3月16日終了が告げられたからだ。リスナーから1週間で500件もの抗議がNHKに寄せられており、「番組を復活しなければ、もう金輪際NHKラジオは聞きません」とか、「これしか生きがいのない病気の老人に、死ねというのですか」という過激なものも番組の中で紹介されている。特に大人気のコーナー『ぼやき川柳アワー』(15時~16時)だけは4月から深夜の時間に引越しになるが、それでも大ブーイングだ。先週の川柳のお題、『町』と『立つ』にからめて入選作の約半数近くが、番組終了への怒りや無念、悲嘆を表していたくらいだ。

実は、私も12年間、毎週土曜日、柏崎での仕事帰りにカーラジオで『ぼやせん』を聞くのを楽しみにしていた。『ぼやせん』の魅力は、思わず声をあげて笑ってしまう川柳の面白さもさることながら、佐藤 誠アナ、レギュラー川柳作家、中年女性タレントの3人が入選句を肴にくりひろげるユーモアあふれるしゃべくりにある。関西弁の抜け感が良く、楽しくてアッという間に1時間が過ぎてしまう。ままならない人生だが、このひと時だけは笑顔になれるというようなリスナーからのお便りも多かった。

佐藤アナは23年前から番組司会を務め、NHKを定年退職後も契約アナとしてやっていたのだが、前々から70歳での引退を決めていたのだそうだ。ただ、ご自身は後輩アナが番組を引き継いでくれるだろうと思っていたと番組の中で告白されていた。彼はまだ、現役バリバリ感があって、引退は早いと思うのだが、人には人それぞれの引退時期の決め方があるのだろう。

この番組をこよなく愛する全国のシニアからの悲痛な声を、NHK幹部はどのように受けとめるのであろうか。