NHK「ぼやき川柳大賞」を獲る方法

兵庫県のペンネーム落ちこぼれがボツ続きの体験を赤裸々に綴ります。

優勝カップを自分でつくる

 何度か大賞をいただくようになった頃、誕生日がめぐってきた。妻が「今度の誕生日祝いのプレゼントは何がいい?」と聞いてきた。僕は「ぼやき川柳の大賞句を吊るすことができる優勝カップがほしいなあ」と答えた。妻はインターネットで賞牌、賞杯、メダル、徽章、賞状などを扱う店を探して、優勝カップに白地のリボンも数本付けるよう発注してくれた。

 「祝 ぼやき川柳大賞 落ちこぼれ殿 NHKラジオ第一 かんさい土曜ほっとタイム」と銘板に刻印されている。まるでNHKが贈ってくれたかのようなカップだが、わが家の「自作自演」、妻のユーモアである。このカップを誕生日にプレゼントされたいきさつを手紙に書いて写真2枚とともにNHK大阪放送局に送ったところ、リクエスト曲のあとの後半の始まりのところで文面を紹介してくれた。写真を見て大西先生も「粋な奥さんですね」と言ってくださった。西川かの子さんは「大賞句だけを吊るしてくださいね」と言ってくれた。